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ナショナル ジオグラフィック日本版 2013年1月号

石油開発に揺れる熱帯雨林

  • 樹高50メートルのパンヤノキに寄生するアナナスやシダ、ラン。こうした植物から林床をうろつくジャガーまで、エクアドルのヤスニ国立公園は、多種多様な動植物を育んでいる。このまま開発が進めば、これらすべての生き物たちが行き場を失う。
  • 水場に集まったインコの群れ。ヤスニ国立公園では600種近い鳥が確認されている。
  • ヤスニ国立公園では、1ヘクタール当たり10万種もの多様な昆虫が生息すると推定されている。ここでは公園で見られる生物の一例を示した。
  • このフォトギャラリーで紹介する10種のサルすべてが、ヤスニ国立公園に生息している。ほかにも2種の目撃情報があるが、まだ科学者による確認はされていない。<br>アカホエザル <i>ALOUATTA SENICULUS</i><br>平均体長48センチ
  • ピグミーマーモセット <i>CEBUELLA PYGMAEA</i><br>平均体長(尾は除く)13センチ
  • タマリン属の一種 <i>SAGUINUS TRIPARTITUS</i><br>平均体長23センチ
  • ウーリーモンキー属の一種 <i>LAGOTHRIX POEPPIGII</i><br>平均体長48センチ
  • コモンリスザル <i>SAIMIRI SCIUREUS</i><br>平均体長31センチ
  • ヨザル属の一種 <i>AOTUS VOCIFERANS</i><br>平均体長36センチ
  • サキ属の一種 <i>PITHECIA AEQUATORIALIS</i><br>平均体長41センチ
  • シロガオオマキザル <i>CEBUS ALBIFRONS</i><br>平均体長41センチ
  • ティティ属の一種 <i>CALLICEBUS DISCOLOR</i><br>平均体長33センチ
  • ケナガクモザル <i>ATELES BELZEBUTH</i><br>平均体長51センチ
  • 自動撮影カメラが、狩りにきたジャガーの姿をとらえた。お目当ては、イノシシに似た動物ペッカリーだ。この一帯に暮らす先住民のワオラニ族はジャガーを先祖の霊と考えていて、シャーマン(霊媒師)の夢に現れ、狩りの獲物がいる場所を教えてくれると信じている。
  • 枝の上を歩きながら、立派な翼を広げるツメバケイ。キジくらいの大きさの鳥で、飛ぶのはあまり得意ではない。沼地のそばに生息し、牛のように、消化器官の中で食物を発酵させて消化する。とても奇妙な鳥で、分類も確定していない。
  • 槍(やり)と散弾銃と鉈(なた)を手に、ワオラニ族の村ボアナモの近くで獲物を探す先住民のミニワ・ワニ(左)とオマユウェ・バイワ。先住民は伝統的な生活圏である国立公園の中で狩猟することを許され、今でも男たちは家族のために獲物を追う。
  • ワオラニ族の集落、コノナコ・チコ。小屋の屋根はヤシの葉でふいてある。ワオラニはかつてこうした住居に暮らしながら移動生活をしたが、今は木やコンクリートでできた家に定住する人が大半だ。
  • パソコンに取り込んだ写真に見入るビクトル・ルニャリ・バルガスとフディト・オベ・コバ。二人はいとこ同士。ヤスニ国立公園内のワオラニ族の村グイエロにあるこの家で、家族や親戚と暮らす。二人が見ているのは、80キロほど離れたカウィメノ村で開かれた美人コンテストでバルガスが撮った写真。ワオラニの人口は3000人程度なので、コンテストの参加者ほぼ全員が顔見知りだ。
  • 狩りの分け前として得たシカの脚を持って、バメノ村に帰ってきたバイ・バイワ。ワオラニのなかには銃を使う人もいるが、バイワは伝統的な槍(やり)を使ってシカを倒した。肩に担いでいるのは吹き矢の筒。背中の筒には毒を塗った矢が、腰に着けた丸い容器には、矢を詰めるための綿が入っている。
  • かつて先住民のキチュワ族だけが暮らしていたポンペヤ村。石油会社のマクサス社が1990年代初めに道路を建設すると、新しい家や店が次々にできた。今では市が立つ日には、近くに暮らすワオラニ族の人々が集まって、買い物や雑談をしたり、素朴なバーでビールを飲んだりする光景が見られる。
  • キチュワ族の一家が、店に返すビールの空き瓶と売り物の商品を舟に積み込み、市場に向かう。商品には野生動物の肉(ブッシュミート)が含まれることが多い。ブッシュミートの売買は違法だが、需要は高い。石油開発用の道路ができて、キチュワとワオラニの男たちはヤスニ国立公園の奥へ入りやすくなり、野生動物を狩って肉を闇市場で売るようになった。そのために動物の数が減っている。
  • 石油会社ペトロアマソナスが建設中の19キロ余りの道路。国立公園にも入り込んでいる。この道路を通じて第31鉱区に作業員や重機が入れば、脆弱な生態系が影響を受けると懸念されている。道路はやがて、原生林が広がる東のITT鉱区まで延びるおそれもある。
  • 1976年の原油流出の現場で浄化作業に励む男たち。奥に見える集落、ルミパンバの住民だ。月に4万円弱の収入を手にするが、家族も含めて慢性的な皮膚発疹など体調不良を訴えている。国立公園で石油開発が進めば、同様の汚染が広がるおそれがあると警戒する人は多い。
  • 今ではワオラニの多くの人々が、伝統を守りながらも現代の文化を受け入れている。この2家族は、コノナコ川の岸辺にあるバメノ村に戻るところだ。サルやシカなど狩りの獲物を持ち帰るのは昔と同じだが、衣類やボートは外界から入ってきたものだ。
  • バメノ村で留守番をする子どもたち。両親と兄や姉は徒歩で2日かかるカウィメノ村での祝宴に出かけた。ほとんどの家事は自分たちでこなし、困ったときは近くに住む祖父に助けてもらう。
  • 仕事を終えて、集会所に集うワオラニの人々。ここで食事をし、仲間と雑談を楽しむ。ラジオの下に座っている男性オマユウェ・バイワは、狩りでサルを仕留めてきた。薄紫色の服を着た妻のテパレ・ケンペリがその肉をたき火で煮て、夕食を作っている。
  • 長時間露光で撮影したヤスニ国立公園の夜空。近くの油田で掘削中に出た天然ガスを燃やしているため、その炎で空が赤く染まっている。手つかずの原生林が広がるこの国立公園の一画でも、石油開発が始まる可能性が徐々に高まりつつある。
  • 家の前でうたた寝する9歳の少女。家の中では、義理の姉が赤ん坊の世話をしている。ワオラニの伝統に従い、親類縁者が一つ屋根の下に暮らす。壁代わりの毛布は店で買ったものだ。

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ナショジオクイズ

写真は浮遊性のホンダワラ属の海藻、サルガッサムですが、この名前の由来となった果実は何でしょう。

  • ブドウ
  • サクランボ
  • ザクロ

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