第1回 518日目のゴールはただ眠かったです

世界一周達成時のローラ・デッカーさん。(c)Faust A.G.(CYBIRD G)
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――シント・マールテンに着いて、単独世界一周を達成した瞬間は、どんな気分でしたか。

 疲れ果てていたので、それほど感激はありませんでした。

 シント・マールテンに入るには、小さな島の間をいくつも通るので、航行に気が抜けなくて、前日から寝ないで操船していました。ですから、ゴールしたときは「とにかく眠りたい」というのが正直な気分でした。

 港に来ていた両親は、再会を喜んで興奮していましたけれど、「えっ、何を騒いでいるの?」という感じでした(笑)。

 世界一周をやり遂げたという実感がわいてきたのは、1、2週間経ってからですね。

――それは「やったー!」と、飛び上がるような感覚の喜び?

 そんなにエキサイトしたものではないですね。自分の人生の一大事ではあったと思いますが、とてつもなくすごいことをしたとは思っていませんでした。

 達成直後、メディアも含めてまわりは騒ぎたてましたが、その影響もあまり受けませんでした。疲れて、毎日ひたすら眠りこけていたので(笑)。

周囲は興奮したものの、本人は「何を騒いでいるの?」と感じたという。(c)Faust A.G.(CYBIRD G)
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