第17話 いよいよ始まる! 原野の自給自足生活!

「これは、魚網を直す網結針(あみすきばり)ではないですか?」

「そうじゃよ、よく知っておるな」

「日本でも、竹で作ったものを見たことありますよ」

「そうか……、今では店でプラスチック製のものを買うことができるが、ワシはそのへんに落ちていた木片で作っておる」

 そう言いながら爺さんは、なんだか嬉しそうに笑った。

 50年も森の生活をしているオリバー爺さんの身のまわりのものは、なんでも手作りしたものが多い。

 またそれが好きなようで、部屋の中にも工具と材料となる木片がたくさん積まれていた。

 しばらくすると、スティーブがどこからか、ぐるぐる巻きにした魚網を両手いっぱいに抱えてきた。