第6回 健やかな睡眠のための12の指針

(写真クリックで拡大)

 そういえば、三島さんの研究所の隔離実験室である「箱」は、まさに宇宙船のようだと連想した。地上から、日常生活から、隔絶した世界ということで、似ているのだ。さらにいうと、宇宙飛行士を支援する地上の管制官などでも不眠をはじめとする睡眠の問題が多いそうだ。管制官も、宇宙飛行士都合やミッションの都合に応じて働かなければならないから、ある意味、地上の環境から隔絶されがちだ。

 助言を求められた三島さんは、ある一般的な「処方箋」を紹介した。「睡眠障害対処 12の指針」と呼ばれるもので、元々、厚労省の「睡眠障害の診断・治療ガイドライン研究会」が作成した。もちろん宇宙関係者のために作られたものではなく、一般向けだ。極端な環境に置かれている宇宙飛行士と、ごく普通に日常を生きる我々も、睡眠の問題の根っこも対処の仕方も変わらないということ。

 以下、三島さんによる解説もまじえつつ紹介する。