第70回 簡単可愛いフィンランドのクリスマス菓子

 ちなみにミルクでたいたお米のお粥も、クリスマスの定番メニュー。クリスマスイブのお昼などに食べるものだ。お粥を作るときにはアーモンドを1粒入れ、取り分けた際、自分のお皿にこれが入っていた人は、翌年に向けた願い事ができるのだという。クリスマスの定番料理には、プルーン、干しブドウ、アプリコットなどを入れた「キーセリ」と呼ばれるとろみのあるスープがあり、それをこのお粥に載せたりもするそうだ。

 さて、クリスマスのお菓子のお供となる飲み物は、コーヒーだ。「フィンランドは、とてもよくコーヒーを飲む国です。国民1人当りのコーヒー豆消費量は年間で約10キロにもなるんですよ」とパヤリネンさん。(ちなみに日本は5キロに満たない。)その他に、赤ワインに黒スグリ(カシス)のジュースなどを混ぜ、シナモンやクローブといったスパイスを入れて温めた「グロッギ」と呼ばれるクリスマスによく飲むお酒もあるそうだ。

 フィンランドのクリスマスは家族との時間。お店もみな閉まる25日は家族でゆっくり過ごし、友人や親戚を訪ねるのは26日になってからだそう。日本のクリスマスは、お正月の準備と重なり何かとあわただしい。でも、せっかくクリスマス気分を味わうならば、サンタクロースの故郷に見習って、せめてその日だけでもゆったりと過ごしてみるのもよさそうだ。

ジンジャーブレッドクッキーで作った家(写真:Visit Finland)
フィンランドのホットワイン、グロッギ(写真:Visit Finland)