- DECEMBER 2012 -

巨木の上でピクニック

 倒れた巨木の上に車を停め、ピクニックを楽しむ人々。ここは米国カリフォルニア州、セコイア国立公園内にある「ジャイアント・フォレスト」と呼ばれる一帯。公園でもっとも美しい場所の一つだ。「約650平方キロの広さを誇るセコイア国立公園の中で、自動車や馬車が入っていけるのは、ジャイアントセコイアが立ち並ぶジャイアント・フォレストだけだ」と、本誌英語版1917年1月号の記事は述べている。


 セコイア国立公園が設立されてから26年経った1916年当時、公園の一部はまだ個人が所有していた。米内務省は、私有区域を買い取るために5万ドルの資金を調達したが、売買成立に必要な周辺地域の購入費は予算に組んでいなかった。その不足分にあたる2万ドルを寄付したのが、ナショナル ジオグラフィック協会だったのである。

文=ジョナ・リッツォ

写真=H. E. Park, National Geographic Stock