ニューギニア島で羽を広げてバレリーナのように踊るのは、オナガカンザシフウチョウの雄。写真家のティム・レイマンと鳥類学者のエドウィン・スコールズは、およそ30秒にわたるこの求愛ダンスが、上から見下ろす雌にどう見えるか知りたいと考えた。遠隔操作できるカメラを木の高い位置に据え付け、隠れて撮影した。

――ルナ・シアー

レンズの裏側

写真:
TIM LAMAN(A);
TIM LAMAN AND EDWIN SCHOLES(ビデオ・キャプチャー、BとC)

――求愛ダンスは、雌にはどのように見えるのですか?

レイマン:上からだと、黒い楕円(だえん)に見えるだけで、とてもバレリーナのように は見えません。胸の虹色の部分は光を浴びて、明るく輝きます。あと、背中にも明るい色の部分があるのですが、これは今回初めて知りました。見つけたときは本当に興奮しましたよ。

――踊っているのはどんな場所ですか?

レイマン:雌が止まれる枝の下です。しかも、雄は幅2メートルほどの範囲から落ち葉を毎日取り除いて、ダンス中につまずかないようにしています。

――求愛は成功したんでしょうか?

レイマン:2週間の撮影中、求愛は実りませんでした。成功率は低いんです。