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ナショナル ジオグラフィック日本版 2012年12月号

メタンは善か悪か

  • 温暖化が進む北極圏の湖や沼では、メタンの泡が湧き、秋になると氷に閉じ込められる。生態学者のケイティ・ウォルター=アンソニー(右)が、氷を割って、噴き出したガスに火をつけた。
  • 琥珀(こはく)の中で化石になったシロアリ。お尻から出たメタンの泡も一緒に閉じ込められている。シロアリの腸内には木屑を分解する共生菌がいて、世界中で年間数百万トンにのぼるメタンを発生させている。
  • 氷のようなメタンハイドレートの塊は常温下、1気圧の状態では解け、メタンを放出する。固体として安定するのは、海底や北極圏の永久凍土の下だけだ。未来の燃料として期待される一方、温暖化を加速すると懸念されている。
  • 右の大きなフラスコに入った気体状のメタンを粉にすると、左の小さなフラスコに収まってしまう。英国リバプール大学の研究チームは、天然ガスの貯蔵と輸送に役立てようと、メタンを粉末状のメタンハイドレートに変える技術を開発した。
  • 地殻探査データを基に合成した立体地層図。青い線はシェールガスのガス井を示す。開発会社の研究スタッフは、これを基に最も有望な採掘地点を選び出す。平均的な井戸の深さは2.4キロ。そこから頁岩層の内部を水平に掘り進む。
  • 地下数百メートルから採取した頁岩。もろい性質のため、膨張して亀裂が入った。写真の標本は、幅およそ5センチ。白い部分は塩の結晶で、この頁岩層がかつて海だったことを示している。ガス会社は、大量の水を高圧で井戸に流し込んで地中の頁岩層を破砕し、中に含まれるガスを取り出す。
  • ペンシルベニア州にあるバーグソン家では、水道の蛇口からメタンをたっぷり含んだ水が出て、マッチを近づけると炎が上がる。だが、採掘業者のチェサピーク・エナジー社は責任を認めていない。「いくつかの窓は一年中開けっぱなし。メタンがたまって爆発しないようにね」
  • スウェーデンのクリスチャンスタッドにあるバイオガス反応炉では、地域の食肉処理場(写真)で出た豚の腸など、600万リットルの生ごみを処理できる。
  • スウェーデンのクリスチャンスタッドにあるバイオガス反応炉では、抽出したバイオガスを発電や暖房などに利用するほか、ガソリンの代わりに自動車や市のごみ収集車、バスの燃料としても使用(写真)。市の2カ所の精製所で、年間にガソリン400万リットル相当のバイオ燃料を生産している。
  • 巨大なドームのような、スウェーデンのクリスチャンスタッドにあるバイオガス反応炉。天井のプロペラのような装置で生ごみをかき混ぜて微生物による分解を促すと、分解過程でメタンが発生する。
  • アイルランドのティーガスク食物研究所では、牛がげっぷとともに出すメタンを測定している。「牛は歩く発酵タンクのようなものです」と研究者のマシュー・デイトンは話す。過度な排出は、飼料に脂肪分を加えることで抑制できる可能性がある。
  • アラスカの湖で氷に閉じ込められたメタンの泡。湖底の泥から湧き出すガスは、春から夏の間、湖面ではじけて大気中に放出されるが、秋になると、こうして氷にとらえられる。北極圏では永久凍土が解け、湖沼が次々と生まれている。

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