第3回 大河の上を飛ぶ! 少数民族が暮らす絶景

 今回はまず、こちらのすてきな民族衣装を身につけた女性の写真をご覧ください。

縄で編んだカゴに座って、サルウィン川を渡るリス族の女性。写真:Danita Delimont/Alamy(写真クリックで拡大)

 こちらは中国雲南省や四川省に暮らすリス族の女性。川の上空に張ったワイヤーをカゴに乗って渡っていますが、川面までの高さがかなりありそうです。しかもカゴの速度はとても速くて、まるで空を飛んでいるかのよう! テレビ番組などでご覧になったことがある方もいるかもしれません。

 彼女が渡っているのは、アジアを代表する大河の一つ、サルウィン川。中国南西部からミャンマーを抜け、ベンガル湾に注ぐ川です。このサルウィン川と、メコン川、長江という3本の大河が、中国南西部の「三江併流」と呼ばれる地域では300キロ余りにわたって併走しています。

 併走するといっても、周囲は標高6000メートルを超える山々。気軽に見て回るわけにはいきませんが、深い峡谷や原生林、カルスト地形などのダイナミックな風景を堪能できること間違いなしですし、レッサーパンダやユキヒョウなどの珍しい生き物にも会えるかもしれません。でも何より、あのカゴに乗って川を渡ってみたいと思いませんか?

 三江併流はかなりの秘境なので、訪ねるのも一苦労。雲南省の大理(ダーリー)からバスで12時間ほどで、拠点となる福貢(フゴン)に到着。そこからサルウィン渓谷に入るのが一般的なルートです。絶景を堪能するには、徒歩で散策するのがお勧めです。

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『続 いつかは行きたい 一生に一度だけの旅 BEST500』
(ジェレミー・アランほか著、関利枝子、北村京子訳、日経ナショナル ジオグラフィック社)


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