第15話 コテコテラーメンの前で「待て!」?

 だから、街の住宅地に住む人などは、火事にならないためにも、よく乾燥したものを好む。

 けれど、乾燥した木は燃えるのが早く、すぐに燃え尽きてしまうのだ。

 生木は、水蒸気や不完全な煙を出し、脂分を多く煙突に付着させてしまうけれど、長く燃え続けてくれる。

 スティーブは言う。
「本当の原野で冬を越すには、乾燥した木では、長い冬はもたないよ」

 また、街の人たちが薪を乾燥させるもう1つの理由は、夏の間に切り出した間伐材をもらってくることが多いからだという。

 夏の木々は、大地の水分を吸い上げているために水分が非常に多いのだ。

 私の知人も、会社の夏休みを利用して薪割りをして、「この薪が使えるのは、1年後かな?」と言っていた。

 しかしながら、ここでは、落葉がはじまり、木々が大地の水を、ある程度吸い上げなくなるのを待ってから、木の切り倒しがはじまる。