もう一刻も早く、この箱から降りたい。

 耐えに耐えて、40分ほど経ったところで、ようやく、スティーブが切り倒したという場所に着いた。

 倒木は、すでに30センチ間隔に輪切りにしてあって、あとは運んで割るだけという状態でゴロゴロと地面に横たわっている。

 林がハゲてしまわないように、間をとって切ってあるので、遠くの方にも転がっている。

 それはかなりの量で、1日では集めきれないほどだった。

「この冬の暖房用だよ。これでも、まだ足りないくらいなんだ」

 スティーブはそう私に言うと、来週には、この山の裏も切りに行くと言った。

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