第5回 オウサマペンギンもオオミズナギドリも

 塩見さんは、コウテイペンギンばかり研究しているわけではない。

 外国の基地に行かねばならない研究である以上、毎年、呼んでもらうのは難しいし、季節も南極の夏の2カ月間くらい限定だ。

 そこで、普段は、日本国内のオオミズナギドリの研究に力を注いでいる。これも、バイオロギングによる研究で、「オオミズナギドリは距離に応じて島に帰り始める時刻を変える」「オオミズナギドリのスケジュール管理」といった切り口で、すでにおおやけにされている。塩見さん自身が、バイオロギングの研究会報告に書いた一文が秀逸だ。

塩見さんの目下の研究対象であるオオミズナギドリ。(写真クリックで拡大)

2012年11月号特集「南極の海を飛ぶコウテイペンギン」
本誌では高速で泳ぐコウテイペンギンの秘密についてレポートしています。フォトギャラリーもあるWebでの記事の紹介はこちら。ぜひあわせてご覧ください。