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日本の百年

- NOVEMBER 2012 -

ナショナル ジオグラフィック協会 写真資料室から

レントゲンと予防接種で結核対策

 ただいまレントゲン検査の実施中――東京都内の保健所で1949(昭和24)年ごろに実施された、集団検診のひとコマだ。写真の説明には「連合国軍総司令部(GHQ)公衆衛生福祉局の指導で、保健所を拠点とした集団予防接種とX線集団検診の実施が徹底された」とある。


 日本では当時、結核が蔓延(まんえん)し、死亡原因のトップだった。そこでGHQは対策としてBCGワクチンの接種と胸部X線撮影を推進し、X線フィルムや新薬ストレプトマイシンの確保に尽力。治療薬の国内生産が軌道に乗るまでは闇市場から押収した薬を治療に充てたり、規格外の軍用食を療養所(サナトリウム)に配給したりもした。1953年までに結核は死因の第5位に下がり、以後も罹患(りかん)率、死亡率ともに低下していった。

写真=J. BAYLOR ROBERTS

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