特集ダイジェスト

砂丘の美しさに魅せられた写真家がパラグライダーで空を飛び、世界各地の砂漠を上空からとらえた。

 眼下に広がる風景は、まるで巨大なクロワッサン工場のベルトコンベアー。自分はその上を飛ぶ、一匹のちっぽけな虫になったような気がする――。三日月形の砂丘が連なるサハラ砂漠で空撮に挑んだ体験を、写真家ジョージ・スタインメッツはこう述懐する。

 刻々と姿を変える砂丘の形や向きを“読み”ながら、危険な風が吹く大砂丘の上空を飛び、シャッターを切る。砂が織りなす景観美に魅せられた写真家は、以後15年間、世界各地で砂漠を空から撮り続けてきた。アフリカや中東、アジア、南米などでとらえた砂漠の姿を紹介する。

編集者から

 空飛ぶ写真家の「翼」となるのは、モーター付きのパラグライダー。機材が軽量で、ゆっくりと飛べるのが利点ですが、風を読み違えたり、カメラに気をとられて操作を誤ったりすれば、たちまち一巻の終わり。空を飛びながらの撮影は、文字通り命がけです。

 なぜ、そんな危険を冒すのか? その答えは、写真を見れば一目瞭然。命をかけた空撮の成果を、ぜひご覧ください。(編集H.I)


写真家スタインメッツの紹介と過去の担当特集一覧
過去の特集「アラビア半島 伝説の大砂漠へ」の「サイト&サウンド」コーナーで、写真家スタインメッツの取材の模様などを紹介しています。

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