1960年代、ボランティアとして青春を過ごした米国南部のデルタ地帯を、写真家が40年ぶりに再訪した。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

青春のアーカンソー・デルタ

1960年代、ボランティアとして青春を過ごした米国南部のデルタ地帯を、写真家が40年ぶりに再訪した。

文=チャールズ・ボウデン 写真・キャプション=ユージン・リチャーズ

 ミシシッピ川の西に広がるデルタ地帯には、かつて黒人の小作農が多く暮らしていた。彼らは差別と貧困に苦しみながらも、活気ある社会を築いた。しかし、やがて農業の担い手が人間から機械に代わると、彼らの文化は姿を消す。

 40年前、公民権運動の嵐が全米を吹き荒れるなか、このデルタ地帯でボランティアとして活動した写真家のユージン・リチャーズ。地元の白人から暴力を受けながらも、黒人たちの生活改善に努めた彼が、ほろ苦い思い出を抱えながら、この地を再び訪れた。

編集者から

 日本の読者には少し遠い話かな、と心配をしながら、編集を進めました。1960年代の米国は、若者を中心に「変革の時代」にありました。実は、私は大学の卒論で、1960年代米国の若者による“異議申し立て”に関してまとめました。サイモン&ガーファンクルの曲をキーワードに、あの時代、米国の若者が何を求めていたのかを知りたかったからです。この特集を編集しながら、そのことを思い出しました。

 ユージン・リチャーズという一人の白人青年が、南部の小さな町で体験したほろ苦い日々……彼のほかにも、夢と挫折を味わった若者は多くいたのでしょう。(編集S.O)

この号の目次へ

小社の関連商品

翻訳講座

ナショジオクイズ

キリン科の動物は次のうちどれ?

  • シマウマ
  • オカピ
  • トムソンガゼル

答えを見る

ナショジオとつながる

会員向け記事をお読みいただけます。

ナショナル ジオグラフィック バックナンバー

ナショナルジオグラフィック日本版サイト

広告をスキップ