第62回 ベトナムの不思議な緑の「ミルクレープ」(ベトナム後編)

 今週から、東京はぐんと気温が下がり急に秋の様相。
そこで、今回は「ベトナムフェスティバル 2012」で出会ったベトナム料理店「アンゴン」の店長・柴山麻里さんに教えてもらったベトナムスイーツ、温かいチェー(ぜんざい風スイーツ)についてご紹介しよう。

 氷入りチェーと同じように、温かいチェーにも様々な種類がある。「経験則なのですが、温かいチェーは四季のある北部で、氷入りチェーは熱帯に属し一年を通して気温が高い南部でポピュラーという感じがします」と柴山さんは少し考え込みながら教えてくれる。

 ベトナムで最も有名な温かいチェーが、「チェー・チョイ・ヌック」(チョイは流れる、ヌックは水という意味)だという。

 チェー・チョイ・ヌックとは、ショウガシロップに入った緑豆餡入り団子のチェー。昨年のベトナムフェスティバルで食べたもの(第18回をご参照あれ)には、ココナッツソースがかかっていたのを思い出したが、調べてみるとココナッツのソースをかけるのは、どうやら南のスタイルらしい。