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ナショナル ジオグラフィック日本版 2012年10月号

象牙と信仰

  • ケニアのツァボ国立公園に生息するゾウたち。大きな象牙1本は、地元の闇市場に持っていけば約50万円で売れる。この国の未熟練労働者が10年働いてようやく稼げる賃金に相当する額だ。
  • マニラの博物館に収蔵されている17世紀初めの象牙のキリスト像。長さ77センチで、1本の牙から彫られた。
  • 高価な象牙の聖像がいくつも飾られたフィリピン人コレクターの自宅。別のコレクターは象牙が使われていることについて、「ゾウのものだという意識はない。神のたまものだ」と話す。
  • カメルーンのブバ・ンジダ国立公園で無残な姿となって横たわるゾウたち。密猟者たちは自動小銃や携帯式ロケット弾を使って300頭余りを殺し、牙を持ち去った。ここ数十年で最大規模の大量殺害だ。
  • 中国最大の象牙彫刻工場で、工芸品に仕上げを施す作業員。この彫刻は繁栄を表すとされる。中国は2008年にアフリカから65.8トンの象牙を合法的に買い付けた。以来、ゾウの密猟も象牙の密輸も急増している。
  • ケニアで押収された象牙。密輸は防げても、死んだゾウは生き返らない。牙がまだ小さいことから、殺されたのは幼いゾウだとわかる。
  • タイの寺院でアジアゾウを飼育している、「ゾウ僧侶」ことクルバ・ダルマムニ。お守り用の象牙をとるために、ゾウを1頭餓死させたと批判されているが、本人は否定している。
  • ケニアのアンボセリ国立公園で、私服のレンジャーが密猟者に殺された雄ゾウの牙を抜き、闇市場で売られないよう持ち去る。2012年前半、ケニアではゾウを守ろうとして公園のレンジャー6人が死亡している。一方でレンジャーが殺した密猟者は23人にのぼる。
  • 2011年、ケニアで押収された象牙5トンが焼却処分される模様を、中国の記者が伝える。ケニアは1989年の象牙禁輸の実現に貢献したが、最近では象牙を備蓄している。焼却された象牙は他国産だ。
  • このような彫刻は、象牙彫りの名匠が何年もかけて制作する。前列中央には、幸福と財産と長寿の神様である福禄寿の像が見える。「こうした技術を、絶対に守り続けたいのです」と、中国工芸美術協会の担当者は話す。
  • フィリピン人の象牙彫りの名匠マルシャル・ベルナールが、象牙から聖母像の頭部と手を作り上げる。最初は木彫りに夢中になったベルナールだが、象牙彫りは「とても高く売れる」と言う。フィリピンは違法な象牙をアジア各国へ密輸する経由地であり、目的地でもある。象牙は宗教的な彫像に加工された後、米国を含む他の国々へ密輸される。ベルナールが扱うのは未加工の象牙だけではない。象牙製のビリヤード玉に手を加えて聖像の頭部を作ったこともある。
  • フィリピンで最も大切にされている聖像「サント・ニーニョ・デ・セブ(セブ島の幼きイエス)」をたたえる、年に一度のパレード。200万人ものカトリック教徒が参加する。奥に立つのは「慰めの聖母」像。頭部と手が象牙でできている。セブ島で象牙を指す言葉には聖像の意味もある。
  • タイのスリンにある、飼育されていたゾウの墓地。タイでは飼育されたアジアゾウの牙の国内取引は認められていて、密輸業者はアフリカ産の象牙をそれと混ぜて売っている。
  • ケニアのツァボ国立公園に生息する「赤いゾウたち」。彼らは泥浴びをして赤土を体にこすりつけるため、体の色が赤い。アフリカ各地で体の大きなゾウの密猟が続いた結果、親を失った子ゾウが増え、残った集団の遺伝子は体が小さく弱いゾウに偏ったものになる。

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Q:太古の昔から大規模な移動を繰り返してきたアフリカ、セレンゲティのオグロヌー。その大移動で正しいのは次のうちどれでしょう。

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