かつてネパール北部に栄えたムスタン王国。断崖に築かれた洞窟群の謎がいま解き明かされる。

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ムスタン王国 謎の洞窟群

かつてネパール北部に栄えたムスタン王国。断崖に築かれた洞窟群の謎がいま解き明かされる。

文=マイケル・フィンケル 写真=コーリー・リチャーズ

 ネパール北端のはるかな辺境、ムスタン郡。ヒマラヤ山脈の山々や渓谷に囲まれたこの地へ赴いた調査隊が目にしたものは、高さ6メートルの巨岩の上に鎮座した人間の頭蓋骨だった。岩の背後にそびえる崖を見上げると、小さな洞窟が並んでいる。その中には、いったい何があるのだろうか――。

 「禁断の王国」とも呼ばれたムスタン王国がかつて栄えたこの地には、険しい岩壁に、無数の洞窟が掘られている。ぽつんと一つ離れたものもあれば、上下に何層にも重なった迷宮のような洞窟もある。到達困難な崖に点在する洞窟群が秘める謎に、名うての登山家と考古学者らのチームが挑む。

編集者から

 まるで天空に浮かんでいるような洞窟群の写真も必見ですが、ほかにも意外な驚きがありました。特集内では触れていませんが、ムスタン王国は実は2008年までネパール領の自治王国として存続していたそうです。しかも1992年まで外国人の立ち入りを禁じる鎖国状態だったため、今も古いチベット文化が色濃く残っています。まさに秘境と呼ぶにふさわしい、こんな場所がまだあったんだなぁと、新鮮に感じました。(編集M.N)

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