第4話 すべては運命に任せて……どすこい!待機

 宇宙服のように着膨れした体で重さと暑さを我慢しているのに、天候不順が原因で何時間も待機状態が続いたのだ。

 飛行機は雲の上に出てしまうのだから、多少の天候では欠航にはならないのでは? と、ジェット機並みに考えていた私に、受付カウンターの女性が窓に向かって指を差した。

「あれが、あなたの乗る飛行機よ」

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 一瞬、ゾッと肝が冷えた。

 その女性が指差したのは、まるで、おもちゃの飛行機のような小さな機種だったのだ。しかも、かなりボロい。

「あ、あれ? はははは」

 眉を八の字にしたまま苦悩の笑いをする私の横で、私と同じくずっと待機していた男性が、
「この前、あの機種は飛んでいる時に窓が開いてしまってね……、君も気をつけてね」と、そっと耳打ちをした。