第4回 竜巻の内部がついに見えた!

(写真クリックで拡大)

「風が吹いていますと地面との摩擦と、上空での摩擦が違うので、地面と水平なロール状の渦が割とできやすいんですね。これは1つの説ですけど、そこに雨が降りますと、地表に水平なロール状の渦が分断されて2つに分かれる。なおかつ、その渦の片側が持ち上がって傾くようなことがあって、それが低気圧性の回転に引き寄せられてつながると。地上で出来た渦は小さなものですが、そこに大きな回転がつながる訳ですから、角運動量保存の法則が働いて、回転が速くなり、竜巻になります。スケートの選手が体を縮めて回転をあげるのと同じ原理です」

 いかに小さなスケールの低気圧とはいえ、数キロ以上の半径で風が巻いているわけだし、そこに地上でたまたまできた小さな渦巻きが接続すると、その小さな半径のまま低気圧の回転の角運動量が伝えられる。その結果、あれだけ激しい回転の竜巻となる。

「もっとも、竜巻の本場はアメリカなどです。日本でも確かに起きているし被害もあるものの、規模は小さいです。沖縄では良く起こってますし、台風の中でも起きてます。規模は全然違いますが、面積あたりの個数でいうと、日本もアメリカもそれほど違いはないと思います。アメリカは面積が大きいので、多そうに見えるんですが。確実なのは、アメリカの方が強い竜巻が多いということですね」