第58回 食べる度に楽しくなるトルコのアイスとは?

 今回の探検のきっかけは、友人の家で出てきた海外のインスタントミックスで作ったアイスクリームだった。原産国はトルコ。そう、ご存知の人も多いと思うが、粘り気がありお餅のように伸びるアイスクリームが出てきたのだ。

 テレビ番組で見たり、日本のメーカーが「トルコ風アイス」として発売したものを食べてみたりしたことはあったけれど、インスタントとはいえ、トルコ産のものを食べるのは初めて。出してもらったのはチェリー味アイスだったのだけれど、お土産としてもらったという友人は、「もっと色々なフレーバーがあるんだって」と教えてくれる。

 パッケージには「ドンドルマ」という文字が大きく書かれている。トルコ語で凍らせたものという意味だ。

 実は、ドンドルマは氷菓一般を指し、トルコでは普通のアイスクリームやシャーベットなどもドンドルマと呼ばれる。お餅のように伸びるアイスは、発祥地であるトルコ南東部の町の名前カフラマン・マラシュ(以下マラシュ)から、正式には「マラシュ・ドンドルマス」と呼ばれる。現在は牛の乳からこれを作るところが多いが、元々はヤギの乳から作っていたようだ。マラシュのある専門店では、今も自営の牧場で育てたヤギの乳を使っているという。