大帝国となった古代ローマが2世紀に築いた壮大な防壁。その謎に今あらためて挑む。

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ローマ帝国 栄華と国境

大帝国となった古代ローマが2世紀に築いた壮大な防壁。その謎に今あらためて挑む。

文=アンドリュー・カリー 写真=ロバート・クラーク

 精力的に領土を広げ、地中海世界に空前の大帝国を築いたローマ。紀元2世紀にローマ帝国の版図は最大となったが、その領土はすでに統治能力を超えていた。

 そこで皇帝ハドリアヌスは、拡大路線の放棄を決断する。全長数千キロに及ぶ国境の要所に壮大な防壁を築き、外交政策と交易、武力を駆使して守りを固めた。だが、輝かしい栄華の陰で、帝国崩壊への歩みはすでに始まっていたのかもしれない……。全長118キロの「ハドリアヌスの長城」をはじめとするローマの防壁は、いったい何のために築かれたのか。ローマ史の大きな謎を、今あらためて問い直す。

編集者から

 古代ローマの浴場設計技師が、なぜか現代日本の風呂へタイムスリップしてしまう――映画化もされた抱腹絶倒の話題作『テルマエ・ロマエ』には、今回の特集とほぼ同じ、ハドリアヌス帝時代のローマが生き生きと描かれています。この作品(マンガでも映画でも)でローマ帝国に興味を持ったという方、ナショジオの特集で、ちょっと別の角度からもローマの歴史に触れてみませんか? (編集H.I)

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