第4章 1921-1956 カラー革命と第一期黄金時代

第27回 アクアラングを発明したジャック・イブ・クストーを支援

 中の人は決して思いません!(笑) なんだかミもフタもない展開でまたまた恐縮ですが、これにはちゃんと理由がありまして、空を飛ぶんだったら、海に潜ったほうがよっぽどいいと思うのです。

 空を飛ぶのと海に潜るのは全然違う? そんなことはないでしょう。周りが空気か水か違うだけでけっこう似ているはず。実際のところ、アクアラングを発明したフランス海軍(当時)のジャック・イブ・クストーも『ナショナル ジオグラフィック』1952年10月号「魚人は海中の新世界を探検する(Fish Men Explore a New World Undersea)」の冒頭で、次のように書いています。

「アクアラングがあれば、何の害もなくのんびりと何ファゾム(注:水深の単位)も下の海中を滑空することができる。フィンをつけた足をプロペラ代わりにうつぶせのまま泳いだり、ひっくり返ったり、横向きに寝そべって浮かんでいることもできる」(『ワールド・イズ・ブルー 乱獲、汚染、絶滅――母なる海に迫る危機』シルビア・アール著、古賀祥子訳より引用)。アクアラングでスクーバダイビングをするようになってから、クストーは空を飛ぶ夢を見なくなりました。そして、クストーの文章を引用したナショナル ジオグラフィック協会付き研究者のシルビア・アールも「私も、水中を『飛ぶ』というクストーの表現に魅了された大勢のひとりだった」と共感しています。