第4回 顔見知りができる旅がしたい

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 昔、貧乏旅行をしていたころは、あといくら使えるかと、夜な夜なお金を数えていたので、その癖ですね(笑)。

 でも、市場などで売られているものの値段を見ていくと、その国の輪郭がはっきりしてくるところはありますよ。水とワインが同じ値段だとか、タバコの値段が異様に高い国などがあるでしょう。そこから見えてくる生活があります。

 仕事で旅をすると、一緒に行った編集者が全部払ってくれることがよくあるのですが、3日4日の短い旅でも、自分で使ったお金をノートにつけないと、その国なり土地をぼんやりとしか見られないなという感触がある。その場所と自分が関わっている実感がわかないんです。

――旅の喜びも人それぞれですが、旅先の土地を見るものさしにもいろいろなものがあるんですね。今、行きたいところはありますか。

 クロアチアに行きたいのですが、なぜ行きたいのかとか、何を見たいかとは聞かないでくださいね。相も変わらずで、自分でもよくわかっていないので(笑)。

――今は、仕事での旅が多いとのこと。短期間で駆け足というケースも少なくないと思います。これから、プライベートで旅行をするとしたら、どんな楽しみ方をしたいですか。