第53回 オリンピック発祥の地の心温まるスイーツ

 最後に、大倉さんに、ギリシャで食べた印象深いその他のお菓子について聞いてみた。「ビターアーモンドを使ったお菓子ですね」と彼女は少し考えながら答えてくれる。アーモンドにはスイート種とビター種の2種類があり、日本で売っているのはスイート種。ビター種というのは、その名の通り苦い味のするアーモンドだが、大量に摂取すると有毒であるということで、日本では食品としての輸入が認められていないものだ。

 教えてもらったのは、「アミグダロタ」というお菓子。アミグダロタはギリシャ語でアーモンド菓子という意味で、ネットで調べると、アーモンドをペースト状にしたお菓子であるマジパンのようなものからクッキーまで様々なタイプのお菓子が出てくる。大倉さんに教えてもらったのは下の写真のようなクッキー。外はカリッとしているけど、中はふわっとしている、ダックワースというフランスのメレンゲを使った焼き菓子に似た食感だという。「香りがとてもいいんですよ」。写真からは香りまでわからないのが、とても残念。

 脇からニックさん、「ギリシャのお菓子屋さんは、香りにあふれているんだ。日本のお店は香りがしないでしょ。香りのしないケーキ屋なんてね」と少し厳しいコメント。ギリシャのお菓子屋さんの香りに思いをはせながら、今回の探検は終了です。

バクラバ。これまで食べてきたものと異なり、シロップたっぷり。オリーブオイルを使っているので、甘いけれど軽い味わい(写真クリックで拡大)
これが、大倉さんお薦めのギリシャスイーツ、アミグダロタ。ちなみに、ギリシャでは、アーモンド以外にもピスタチオ、クルミなどのナッツ類をおやつとしてよく食べるのだそう(写真クリックで拡大)
「エーゲ海」店内。壁を所狭しと飾るのは、ニックさんが描いた絵!(写真クリックで拡大)

ギリシャ料理 エーゲ海
東京都渋谷区渋谷3-18-3 オリエンタルビルB1F
電話:03-3407-1783
ホームページ:http://r.gnavi.co.jp/a149500/

メレンダ千春

海外に行けば、どこを見ずとも行くのはスーパーのおやつ売り場という、激甘から激辛まで味の守備範囲は360度のライター。最初の異国のお菓子との出会いは、アメリカに住む遠い親戚のおじさんが日本を訪れる度にお土産にくれた、キラキラ光る水色の紙でキャンディーのように包装されたチョコレート。ミルクの味が濃くて、おいしかったな~。インパクトのあるおやつを求めて、日々邁進中。