写真家のヒューイは、米国サウスダコタ州ウンデッド・ニーで地元の子供たちと一緒にいるとき、「ナショナル ジオグラフィックの表紙に出てみたいか?」と尋ねてみた。黄色い枠を印刷した透明なプラスチックの板を取り出すと、みんな笑顔を見せてくれたという。「これは君たちのストーリーでもある、ということを伝えたかったんだ」

――キャサリン・ザッカーマン

レンズの裏側

――この写真を選んだ理由を教えてください。

ヒューイ:オグララ・ラコタの社会の明るい面を伝えているからです。黄色い枠を持っている女の子、ワナカ・ローランドの母親は、フォトギャラリーの7枚目に登場した反アルコール運動の活動家オロワン・サンダー・ホーク・マルチネスで、何にも縛られない自由な暮らしをしています。彼女の家は、私の取材拠点になりました。

――先住民の人々とどうやって関係を築いていったんですか?

ヒューイ:最初は、貧困についてもっと広い地域を取材していたんです。オグララ・ラコタ族が暮らすパインリッジ居留地は、30年間ずっと全米で最貧レベルの地域だったので立ち寄りました。2005年に初めて行ったときは、先住民が抱えている問題や苦悩について何も知りませんでした。でも、だんだん関係を深めていくと、信じられないような現実が見えてきたのです。

 いろいろな家族と徐々に親しくなりましたが、その過程は本当にさまざまです。数年前からは、取材するだけでなく、彼らの代弁者にもなろうと決心しました。取材は今後も続けていきます。