第1回 地元猟師と二人三脚で森づくり
――今、ニコルさんにアファンの森を案内していただいているのですが、明るくて若々しい森ですね。
ここは深い藪だったところです。木も、あまりよいものがなかったので、松木さんと相談してほとんど伐採し、新しく苗木を植えました。
――松木さんとは?
松木信義さんは、僕が黒姫のこの土地を買った26年前から、一緒に森づくりをしてきた地元の猟師。この森の番人です。
黒姫に来たばかりのころ、山のことをよく知る地元の人と知り合いになりたかったので、僕は猟友会に入ったんですよ。松木さんとはそこで知り合いました。