第4章 1921-1956 カラー革命と第一期黄金時代

第21回 ナショナル ジオグラフィック協会の日常 その1

 この頃の会員数はおよそ120万人でした。ここからは会員に注目してみます。どんな人たちだったのでしょうか。1941年に協会がつくった「ナショナル ジオグラフィック協会の会員はどうやって収入を稼いでいるか」という小冊子を見れば、職業がわかります。

 これが面白いんです。

 会員の収入源は529のカテゴリーに分類されていて、中を見ていくと、会社役員が1万3710、事務職員が3万2589。このへんは一般的な会社員というくくりですね。

 医者はけっこう多く、内科医および外科医5万3514、歯医者1万1715。さらにマッサージ師が156人、理容師1557人。

 政治家もいます。政治家228人、上院議員159人、下院議員123人。割合としてはすごく高いのではないでしょうか。大学関係では大学学長456人、大学の寮母261人でやっぱり多めだと思います。ほかに主だったものとしては牧師が2万7843、農場主3万6816、銀行家1万5084、主婦3万9543など。

 さらに、葬儀屋3000、道路建設業207、灯台守126、バーテンダー39などのほか、詩人15、熱帯魚繁殖業者3、慈善事業家9なんてのも。極めつけは王族の114! 王族だけでも驚くのに114って……。