「環境」という遺産を受け継ぐために(後編)

 一方で、必ずしも法的な整備が進んでいるとは言えません。かつて先駆的な女性たちは、労働時間の短縮と平等な賃金を求めていましたが、今日でもそのバランスは実現されていません。大半の女性は男性と同じ地位にありながら、男性の25%以下しか賃金を受け取っていないのです。また、多くの女性が出産を機に仕事を失っています。言うまでもなく、女性に対する暴力の問題もあります。

 ブラジルの人口の半数以上を私たち女性が占めている事実を考えれば、女性を無能扱いするのはもったいないとしか言いようがありません。男女の違いを超えて平等を求め、女性の貢献、そして彼女たちが世界を見聞きする力を信じるべきです。

――タンザニアでチンパンジーの保護活動に取り組んでいるジェーン・グドールさんを賞賛されていますね。

 ジェーン・グドールさんとは2006年に米国で会いました。とてもすばらしい女性です。マリナ・シルヴァ・インスティテュートは彼女に刺激されて思い立ったものです。彼女も、霊長類の保護のために価値ある活動を行っているインスティテュートを持っています。

 当時、私は選挙に立候補する予定はありませんでしたが、環境社会の分野で闘い続けるつもりでした。だから、霊長類と持続的な成長を守ろうとしているジェーン・グドールのように、自分も経済成長モデルのパラダイムの変化に取り組んでいこう、と決意しました。