「環境」という遺産を受け継ぐために(後編)

――森林法改正案に賛成されますか?

 法案は上院で可決され、下院でも可決されそうな状況です。きわめて大きな問題ですね(注:2012年5月25日に修正法案が可決)。これは、森林保護の手を緩めるだけでなく、森林破壊を増加させ、違法に森林を伐採した人々を見逃すという不当なもの。ルセフ大統領は、拒否権を行使して廃案にすべきです。大統領は選挙キャンペーン期間中、森林破壊を増大するいかなる法案にも抗するという公約を掲げていたのですから。

 私に言わせれば、今回の森林法改正は、ブラジル憲法が環境を国民の権利と定めて以来、ずっと作られてきた“環境政府”を打ちのめす序章のようなものです。

――話題を変えます。ブラジルの女性たちは政治、企業、家庭で常に活躍していますね。女性が社会で果たしている今の役割についてどう思われますか?

 これまでずっと男性がしてきたこと、女性にはできないと思われていたことを、女性はこの100年ですべてできるようになりました。そのあたりはあまり心配していません。