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日本の百年

- JULY 2012 -

ナショナル ジオグラフィック協会 写真資料室から

作業の合間にハイ、ポーズ

 家業の手伝いだろうか、十代の少女が竹の骨組みに和紙を張っている。1950(昭和25)年に掲載された、岐阜の提灯(ちょうちん)づくりのひとコマだ。作業中の提灯は商店街の宣伝用らしく「中元大賣出(おおうりだ)し」の文字が読める。背後に並ぶ華やかなものは欧米などへの輸出用。パーティー会場の装飾といった用途にカラフルな提灯がよく売れた。なかでも灯籠(とうろう)などをかたどった変形提灯は昭和20年代中ごろから人気が出て、ひょうたん、五重塔などさまざまな形が作られた。


 「角ばった変形提灯は時間がかかり、1日に何個も作れない。作り手も減ってしまった」と、岐阜提灯づくり40年の職人、川崎孝博さんは言う。盆飾りのほか、子供の成長を祝う七夕飾りにも使われる提灯づくりは、毎年5月から7月上旬に最盛期を迎える。

J. BAYLOR ROBERTS

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