最終回 大地震の断層サンプルをゲットせよ!

ある時はガッカリし、またある時は喜びに沸いたラボも、きれいに片づけられました。夜が明けたら下船です。(写真提供:JAMSTEC/IODP)
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 2カ月にわたってお伝えしてきた現場密着レポートですが、最後にみなさんへこんな言葉をご紹介したいと思います。

 航海を終え、久しぶりに陸に戻った、とある打ち上げ会場でのこと。普段は寡黙なサルハシ隊長が(たぶん酔っぱらって本人は覚えていないかもしれませんが)、みんなに胸の内を明かしました。

 「地球深部を調べるという科学航海は、いつも難しいことばかり。現場は本当に苦しい。だけどさ。誰も知らない世界をめざし続けるのがオレたちの仕事よ。研究テーマにせよ、それを実現する技術にせよ、できると分かっていることをするだけじゃ意味がない。知らない世界にこれからも挑み続けるしかないよな」

 次の航海が、また始まります。

岩石サンプルの採取に奮闘したドリル。おかえりなさい。(写真提供:JAMSTEC/IODP)
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つぶやき編集長 https://twitter.com/Chikyu_JAMSTEC
(追伸)全てノンフィクションです

「ちきゅう」つぶやき編集長

JAMSTEC地球深部探査センターの普及広報担当。特設サイト「ちきゅうTV」やツイッターを担当していて、航海中に高井研さんから「つぶやき編集長」と命名された。地球深部探査船「ちきゅう」が完成した2005年にJAMSTEC地球深部探査センターに入門。以来、広報担当として計4回の研究航海に参加。「ちきゅう」を駆使した科学掘削航海を現場から伝えている。つぶやきが感傷的になり、つっこまれることもしばしば。