今、世界で話されている約7000の言語の半分が、今世紀中に消滅する恐れがある。少数民族の言葉は守れるか。

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危機にある言語の未来

今、世界で話されている約7000の言語の半分が、今世紀中に消滅する恐れがある。少数民族の言葉は守れるか。

文=ラス・ライマー 写真=リン・ジョンソン

 現在、地球上では約7000の言語が話されているが、2週間に一つのペースで消滅し、今世紀中に半数まで減ってしまうと言われている。少数民族が母語を捨て、英語などの主要言語を話すようになっているのだ。一つの言語が消えるとき、私たちは何を失うのだろう。ロシアのトゥバ語、インドのアカ語、メキシコのセリ語を例に、言語学者が進める救済プロジェクトの中で見えてきた、言葉と文化の関係を考える。

編集者から

 新潟出身の私は、上京した際に「しびく」という方言と同じ意味の標準語がなく、非常に困りました。ある物が地面に付く“ギリギリ”の微妙な位置で、かつ“移動”しているときに使う言葉。たとえば、長すぎるスカートのすそを時折擦るように歩いていると、「しびいてるよ!」と注意されます。「ひきずっている」でもなく「下に付いている」でもなく……これが使えないと本当に不便。みなさんの地方にも、そんな言葉はありませんか? 本特集にも、各民族の言葉でしか表せない豊かな表現がたくさん出てきます。こんなことから言語学に興味を持つのもいいかもしれませんね。(編集H.O.)

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