極寒と灼熱。両極端な環境が同居する南極の活火山へ、不思議な微生物を探す旅に出た。

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南極の活火山 エレバス

極寒と灼熱。両極端な環境が同居する南極の活火山へ、不思議な微生物を探す旅に出た。

文=オリビア・ジャドソン 写真=カーステン・ペーター

 南極のロス島にあるエレバス山は、世界でいちばん南にある活火山だ。雪と氷に覆われた極寒の地にありながら、そこには灼熱の溶岩をたたえた溶岩湖が煮えたぎり、神秘的な氷の洞窟、さまざまな形の氷塔(アイスタワー)などが点在する。

 火山周辺の高温の土壌や氷の中からは、もしかすると、光と無縁の地下生物圏からやってきた固有の微生物が見つかるかもしれない。こうした極限環境に生息する「古細菌」を求めて、総勢8人の調査隊がエレバス山にやってきた。過酷な極地で一行が出会った驚きの景観やフィールドワークの様子を、生き生きと伝える。

編集者から

 筆者は初登場の女性ジャーナリスト。本誌では珍しい軽快な語調で、調査旅行の日々を語ってくれます。汗に濡れた服が凍って身動きができなくなるほどの極寒の雪山ですから、相当な重装備で臨まなければなりません。保温下着はもちろん、ダウンベストとフリースジャケットにダウンジャケット2枚、手袋は3枚重ね……1段落まるまる使って説明される筆者のいでたちに注目です。(編集M.N.)

この特集の写真家カーステン・ペーターのページでは、プロフィールや過去の担当記事などを詳しく紹介しています。ぜひご覧ください。

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