第48回 フィリピンかき氷「ハロハロ」の本当の食べ方とは?

 「3~6月にかけては、かき氷の季節。よく近所の屋台に買いに行ったものです」とセシルさんはほほ笑む。3~6月?

 実はフィリピンの夏は30度を超える日が続くこの3、4カ月間。夏休みも3~5月で、新学期は6月から始まるのだという。日本の夏、7、8月はフィリピンでは雨期なのだ。

 ハロハロは明治時代、フィリピンに渡った日本人が持ち込んだかき氷文化が発達したものという説がある。でも、セシルさんに聞いてみると「聞いたことがない」とのこと。どうやら定説というわけではないようだ。

 ハロハロと日本の繋がりは定かではないけれど、「これもフィリピンの定番お菓子です」とセシルさんが出してくれたのが、「パリタオ」と呼ばれるフィリピン版白玉のお菓子だった。

 フィリピンの白玉ももち米粉で作った白い団子で、「日本の白玉粉で作ってもフィリピンのものと変わらない味がします」と言う。団子の作り方も日本と一緒で、水と粉を混ぜてまとめた生地を、団子状にしてゆでるだけ。簡単なので、家庭でもよく作るそう。ただし、丸い日本の白玉団子と違って、フィリピンの団子は平たく円盤形。サイズも日本で見かける白玉団子より大きめだとか。