第4回 太陽活動は活発化? それとも沈静化?

 太陽はおおむね11年周期で、南北の磁極が入れ替わるわけだが、今回はなぜか事情が違いそうだという。国立天文台によると、この12年間、太陽の北極がマイナス極・南極がプラス極(さすがにS極、N極とは呼ばないらしい)となっている状態だったのだが、北極の極性だけが反転し、北極も南極もプラス極という状態になりそうだという。南北の極で、同じプラス極になるわけだから、太陽内部で帳尻を合わせて、マイナス極が出来ているはずで、非常に複雑な磁場構造になると予測されている。

 そして、なによりも話題になったのが、このような状態が、過去の観測記録の中で、太陽活動が低下し、同時に地球も寒冷化した時期と酷似しているのではないか、という指摘だ。具体的には、1645年から1715年にかけて黒点の数が極端に少なかったマウンダー極小期。例の11年周期は維持しつつも、もっと大きな50年から100年以上の周期の波があって、その中で、太陽活動が極端に低下する時期がある。その際には、地球上も寒冷化するらしい。

 来年以降、太陽活動が活発化し、人工衛星はもちろん、地上のインフラにまで被害を与えるかもしれないという従来の予測。それに反して、太陽活動が低下し、それどころか、地球が寒冷になるかもしれないという予測。正反対の予測が目の前に2つあるのだ。

 これについて長妻さんはどう考えるだろうか。