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世界の百年

- JUNE 2012 -

ライト兄弟の知られざる「飛行問題」

 ライト兄弟が米国ノースカロライナ州キティホークで飛行実験を開始したのは1900年のこと。以来、すべての飛行テストで兄のウィルバーがグライダーを操縦していた。1902年の秋、ついに4歳年下の弟オービルに操縦のチャンスがめぐってきた。このとき、ウィルバーは離陸を手伝ったという(写真は1902年にグライダーを操縦するオービル)。


 翌1903年、エンジンを付けた彼らの飛行機が完成。操縦者を決めるため、2人はコイントスを行った。その結果、飛行機を操縦したのはウィルバーだったが、このときの滞空時間は4秒に満たなかった。そして3日後、破損した機体の修理が完了し、今度はオービルが操縦することになった。彼は機体を安定させることに成功。こうして歴史的な初飛行が達成され、同時にどちらが飛ぶかという彼らの「飛行の問題」も解決したのである。

文=ジョナ・リゾ

写真=U.S. Army Air Service/National Geographic Stock

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