第43回 タンザニアのショウガ味の雷おこし

 奈月さんは、1年生の夏に初めてボランティアでこの国を訪れたそうだが、おしゃべりが上手で、小さいことを気にしないおおらかな現地の人々にすっかり魅了されたという。「お米を食べる国で、ニンジンなどの野菜が生で食べてもとても甘くて美味しいんです」と目を輝かせてタンザニアの魅力を語ってくれる。

 現在でも独自の大統領がいるというザンジバルは、食文化でも大陸側とは異なるよう。「大陸側の料理は塩を使ったシンプルな味付けですが、ザンジバルではアラブやインドの影響が強く、ショウガやシナモン、カルダモンなどの各種スパイスをよく使います」という。これは、ザンジバルがかつてインド洋貿易の拠点として栄え、19世紀には中東の国オマーンの首都があったという歴史があるためだ。

 さて、本題のカシャタです。

 カシャタは、いわばアフリカ版「雷おこし」だ。材料は地域により異なるようだが、東アフリカ一帯でポピュラーなお菓子だという。

 作り方は簡単、と奈月さんにざっとレシピを教えてもらった。