第1回 マはマイコのマ

 これは「翼で鳴いている」ところです。キガタヒメマイコドリのオスはまるで昆虫のように、翼で音を奏でることができます(動画はこちら)。その様子がわかるように、遅めのシャッタースピードで撮影しました。速すぎると翼が止まって見えてしまいますからね。もちろん、ストロボを使っています。

 レンズは600ミリの望遠レンズ。それに、2倍のテレコンバーターを組み合わせたので実際は1200ミリという超望遠でした。

――こんなふうに翼で音を奏でる鳥は珍しいのですか。

 今のところ知られているのはこのキガタヒメマイコドリだけです。翼で音を出すだけならほかのマイコドリもできますが、ちょっと叩くだけだったり、だいぶ短かったりして、とうていキガタヒメマイコドリには及びません。

 実は、そのメカニズムを発見した学者がキンバリーなんです。彼女は進化の過程を解き明かそうと、ほかのマイコドリも調べていて、それが後半のページに掲載された種類です。

 ところで、“manakin”は日本語でなんというのですか?(※ティム・レイマンさんは英語で話しています)