第2回 掘削開始!史上最も深くまでドリルが到達した!

幾多のハプニングを乗り越え、無事に水中TVカメラシステムが稼働した瞬間にイシワタくんが最高の笑顔を見せてくれました(提供:JAMSTEC/IODP)(写真クリックで拡大)

 トラブルシューティングにあたっていたエンジニアのヤマザキ君とイシワタ君、それに駆けつけてくれたメーカーのみなさんは、仮眠をとりつつ、カップラーメンをすすりつつ、復旧に当たっていました(しかも、カレー味は匂いが蔓延するから遠慮したという心泣ける配慮までして)。「ハンマーをたたきながら見た海面に映る朝日が本当に美しかった」という、エンジニアならではの名言も生まれました。

 そんな水中TVカメラシステムが、ドリラーズハウスという掘削ロボットたちの操縦室で、深海7000mの海底面を、ぼんやりと映し出したとき、わたしたちは本当にここまで来たんだ!と、まだ掘り始めてもいないのに、わたしはひとりで妙な感動を覚えてしまいました。

 水中TVカメラも復活を遂げた4月18日、無事に掘削が始まりました。
 そこにはカメラにも写らない、海底下の世界があります。

掘削開始。首席研究者も緊張の面持ちでドリラーの操縦を見守っていました(提供:JAMSTEC/IODP)(写真クリックで拡大)