モーテルでの一夜が明けると、これ以上はもう何も入らないというぐらい、ぎゅうぎゅうに詰まったリュックを背負って、ピラギス・ノースウッズ・カンパニーへと向かいました。

 用意した食糧は全部で3週間分。昨日のうちにスーパーで、米やナッツ類を買い足しました。

 今までの人生で、間違いなく一番重いリュック。水上の旅なので、水を運ばなくても良いのがせめてもの救いでした。

岩でできた、ちいさな島の上で子育てをするカモメ。春の夜はまだ気温が低く、ヒナたちは親鳥のあたたかいお腹の下に集まって眠る。(写真クリックで拡大)

 朝からすっかり汗だくになって店に到着すると、裏に大きなバンが停めてありました。その後ろにはトレーラーがついていて、ぼくのカヤックがすでに乗っています。

 出発地のフォール湖まで送ってくれるのはスティーブではなく、リーという名の青年でした。

 バンに荷物を積んで乗り込むと、まずは、町外れのインターナショナル・ウルフ・センターへとむかいます。

 そこで、「バウンダリー・ウォーターズ・カヌー・エリア・ウィルダネス」自然保護区への立ち入りパーミッションを購入するのです。

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