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日本の百年

- APRIL 2012 -

ナショナル ジオグラフィック協会 写真資料室から

藤の花見は“お上品”

 見事に咲いた藤棚の下、和服姿の女性が露台で池の鯉に餌を与え、少女がお茶を淹(い)れている。1923(大正12)年10月号の「日出づる国」に掲載された一枚だ。

 撮影者のハーバート・ポンティングは英国人の写真家で、20世紀初頭に日本の各地を旅した。藤の名所、亀戸天神社でまず驚いたのは、桜の下では飲めや歌えのどんちゃん騒ぎを繰り広げていた日本人が、ここでは茶菓を嗜(たしな)み静かに花を愛で、詩歌を吟じていたこと。続いて小間物やおもちゃの露店を冷やかし、亀売りに注目した。生きた亀を買いとって池に放すことで、放生(ほうじょう)の功徳を積む―放し亀の風習はすたれたが、今もその子孫は境内の池に健在だ。藤は例年、4月下旬から5月に見ごろを迎える。

HERBERT G. PONTING

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