これが「ホワイト スモーク」のお店です(写真クリックで拡大)

 「ジェリーを付けて食べるビスケットのように、食事のときに甘いものを食べるのは、とてもアメリカ的なんだ」と彼が付け加える。
 ベーコンエッグを甘いパンケーキと一緒に食べる。甘みがある生地でくるんだソーセージ(「ピッグ・イン・ナ・ブランケット」―毛布にくるまれたブタ―と呼ばれる)をシロップなどを付け食べる。そんな例は枚挙にいとまがないという。

 最後に、クレイグさんにピーカンパイの他にテキサスもしくは南部らしいお菓子があるかと聞いてみると、すぐに「コブラーだね」という答えが返ってきた。

 コブラーとは、パイの中身と皮が入れ替わったようなものだという。つまり、フィリングの上に生地が載っているお菓子というわけ。コブラーそのものはアメリカ全土でポピュラーなお菓子らしいが、南部では特産物である黄桃やブルーベリーを使ったコブラーが有名なのだ。「他の地域ではりんごを使ったコブラーの方が一般的なんじゃないかな」

 「日本の桃は軟らかいからね。コブラーには使えないんだ。コブラーに使うのは、果実がしっかりしたアメリカのものじゃなきゃ。オーブンで焼いても、ちゃんと食感が残るんだよ」とクレイグさんは続ける。

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