第4章 1921-1956 カラー革命と第一期黄金時代

第7回 シトロエン―アールト中央アジア探検隊出発!

「バグダッドを出発し、ペルシャを目指して砂漠を抜ける。大きな砂丘を越え、イラクとペルシャの国境に近い町、カナキンに向かった……はるか彼方のカシミールを目指すこんなキャラバンが町を訪れたのは、きっと紀元前4世紀のアレクサンドロス大王の遠征以来の出来事だろう。ペルシャの風景は、どんなに繊細な絵画でも正確には描けないほど美しかった。岩山に囲まれた緑豊かな谷、広大な平原のそこかしこに青々と茂る草木――春のペルシャの風景はほれぼれするほど美しい」

 アレクサンドロス大王とは大きく出ましたね!(笑)。それはともかく、エキゾチックなペルシャの町に感動する心情が伝わってきませんか? “ミスター・ジオグラフィック”だけありますね。写真も見事なものです。お見せできないのが恐縮ですが……。

 このあとも、テヘランでラクダのいけにえの儀式に立ち会ったり、アフガニスタンの人々のおもてなしに感心したり、その首都カブールで国王に謁見して温かい言葉をかけてもらったり。

 カブールに入る手前でバーミヤンへ向かった隊員もいました。いまはなき石窟に残るブッダ像を見るためです。破壊されてしまったのはホントに残念……。

 スリナガルに着いた一行は続いてヒマラヤ越えに挑みますが、またまた長くなってしまいましたので、それは次回ということで。

つづく

(Web編集部S)