第15回 田邊優貴子「南極の湖に、いざ潜入!」

長さ120cmのアクリルチューブを用いたにもかかわらず、なまず池の植物群集は柔らか過ぎてちょっとしか取れなかった。(写真クリックで拡大)

 なまず池には、湖底堆積物内に長さ2mの地温計(5個の温度ロガーが組み込まれている)を埋設しました。長池の水中ビデオシステムと同様、2年後に回収する計画です。また、アクリル製のチューブを用いて、湖底植物群集もいくつか採取しました。これらの試料は帰国後にさまざまな分析・測定をする予定です。

 長池となまず池の潜水調査を実施した日、昼間でも気温はそれぞれマイナス4℃とマイナス6℃でしたが、水温はどちらの湖も約3℃。水中のほうが温かい世界というわけです。と言ってもまぁ、3℃ですが・・・。

 気温が氷点下になると、さまざまな問題が出てくるもので、今回は潜水しながら映像をおさめるべく持ち込んだ水中ビデオカメラが作動しなくなってしまいました。2年前と全く同じものを使用したのですが、前回の潜水調査日は気温がプラスだったので、何の問題もなく作動していたのです。

潜水調査中の様子。(クリックで拡大)
湖底植物群集を慎重に採取している様子。(クリックで拡大)