ゼリーとクッキーを組み合わせて食べたことはこれまでないなと思いながら、クッキーに紫ゼリーを載せ口に入れてみる。フルーティーなゼリーと一緒に食べることで、甘い練乳クリームが穏やかな味わいに。ちなみに紫ゼリーはクッキーだけでなく、練乳クリームを使ったロールケーキともよく一緒に食されるのだという。

 マサモラ・モラーダというのはペルーの人々にとって一番身近な甘味、日本でいえば小倉餡のような存在なのかもしれない。

缶に入ったままの加糖練乳を煮詰めて作ったマンハール・ブランコ(写真クリックで拡大)

 ところで驚いたのが、練乳クリーム「マンハール・ブランコ」(マンハールは珍味、ブランコは白の意味)の作り方。

 なんと加糖練乳の缶をそのままたっぷり水を入れた深鍋に入れてぐつぐつ2時間ほど煮詰めるというのだ。「爆発しないよう、常に缶の上まで湯がかぶるによう気を付けながら煮詰めるんですよ」と今さん。

 ちなみに、その他に大使館のパーティーや食事会でよく出されるお菓子を聞いてみると、パッションフルーツ(スペイン語ではマラクジャ)を使ったお菓子の他、チェリモヤ(同・チリモジャ)やルクマといったペルー原産のフルーツを使ったムースなどが出されるとのこと。

この連載の前回の
記事を見る

この連載の次の
記事を見る