第34回  そのままより、お菓子にして美味しい果物(ペルー大使館・後編)

 前回、ペルー大使館の厨房を預かるシェフ、ペルシーさんに紫トウモロコシのゼリー「マサモラ・モラーダ」を作っていただいたおやつ探検隊。
 今回は完成したお菓子の試食リポート。合わせて、「ゼリーと一緒に食べると美味しいんですよ」と大使館の文化担当・今さんが教えてくれたお菓子もご紹介しよう。

 さて、上の写真中央にあるのが、出来上がったマサモラ・モラーダ。
 最初に「ゼリー菓子」と聞いたとき、頭に浮かんだのはゼラチンで固めたプルンと硬めのゼリーだったけれど、ペルシーさんが作ってくれたのは、水溶きでんぷん粉でゆるりととろみを付けたものだった。

 ペルシーさんは、大使館の紋が入った白い器に濃い紫色のゼリーを盛り付けると、仕上げにぱっとシナモンパウダーを振った。

 まだ温かいゼリーを口に運ぶと、ふっとスパイシーなシナモンの香りが漂う。少しもっちりとしていて、ゼリーというよりはくず餡を使った和菓子に似ている。