前回は第一期黄金時代にナショジオが生んだ2大スターの1人、ジョセフ・ロックについて書きました。なので、今回はもうひとりのメイナード・オーエン・ウィリアムズをご紹介いたしましょう。

 学究肌でときに気難しく、中国雲南省「トンパ」の病魔退散術やチベットのシャーマンなど、ミステリアスな話題で人気を博した“孤高の地理学者”ジョセフ・ロックと、“ミスター・ジオグラフィック”ことメイナード・オーエン・ウィリアムズは、実に対照的でした。

 大柄で性格は明るく社交的。世界各地のどこへ行っても、誰とでもすぐに仲良くなれる。以前、シリアや中国で宣教師をしていた彼のモットーは「旅は冒険じゃない。友だちとの出会いだよ」。

 そんなオープン・マインドな人柄で、現地の人々にがっつり食い込み、生き生きとしたレポートを彼は次々にものにします。

 1919年、ウィリアムズは『ナショナル ジオグラフィック』ではじめてのスタッフライターになりました。その後、長らく海外編集部のチーフを務め、100本以上の記事を寄せました。

 なかでも彼の代表作というべき仕事が2つあります。

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