これにシナモンスティックを加えたものがペルシーさんのマサモラ・モラーダのレシピの材料(写真クリックで拡大)

 このスープ、ペルーではそのまま「チチャ・モラーダ」というジュースとしても飲まれるという。(チチャは、インカ帝国の公用語だったというケチュア語で、飲み物の意味。)

 「ペルーの人は1週間に1度は飲みますね」と今さんが教えてくれたが、後で見せていただいたペルーの食事情を紹介した絵本には、毎日の食卓に必ず1度はチチャ・モラーダがのぼる様子が描かれていた。それほど生活に根付いた飲み物だとは。

 厨房で、作り置きしてあった冷たいチチャ・モラーダをいただいた。先ほどのスープにレモンと砂糖が加えてあり、ほんのり甘く少し酸味のあるさわやかな風味。体調がよくないときでも、すっと体に入っていきそうな優しい味だ。

 「健康飲料なので、ペルー人の大使館職員の中には、砂糖を入れないものを毎日飲んでいる人もいるんですよ」と今さんはにっこり。

この連載の前回の
記事を見る

この連載の次の
記事を見る