紫トウモロコシについて色々教えてくれる大使館付きシェフ、ペルシーさん(写真クリックで拡大)

 作っていただくゼリーはペルーでは「マサモラ・モラーダ」(マサモラがおかゆ、モラーダが紫の意味)と呼ばれるもの。

 まずは、深い鍋に水と軸が付いたままの紫トウモロコシ、パイナップルの皮、リンゴの皮と果肉、シナモンスティックを入れ、ぐつぐつ2時間ほど煮込む。

 「トウモロコシの軸の方が、色も味もよく出るんですよ」と今さん。
 一方、「トウモロコシと一緒に入れる材料は人それぞれだけど、絶対に入れるのはパイナップルですね。パイナップルからはいい香りが出るんです」とペルシーさんは、あらかじめ煮込んであった材料を温めながら説明する。
 そう、このパイナップルが先ほど広間で見た銀製のフルーツだったのだ。

 さて、材料が5ページ目の写真のような状態まで煮込まれたら、ざるで煮汁を濾す。実はゼリーに使うのはこのスープのみ。紫トウモロコシのゼリーとはいっても、トウモロコシは色や風味付けにだけ使われ、実を食べるものではなかったのだ。

この連載の前回の
記事を見る

この連載の次の
記事を見る